社会福祉士試験の勉強方法を教えます

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社会福祉士の資格取得や試験勉強はあくまでも通過点

資格は切符のようなものです

資格は社会福祉士として活動するための切符のようなものだとお考え下さい。

切符を得るために代価は必要ですが、その後の活動を保証はしてくれません。

試験をクリアしたことが、社会福祉士としての成功を意味するわけではありません。

社会福祉士のメリットは?

(社会福祉士を受験するメリットについて書いた過去記事はこちら)

社会福祉士試験の勉強を始める前に確認しておくこと

試験勉強はアセスメントとモニタリングの繰り返しです

この過程ができるかどうかは、試験の合否はもちろん、その後に社会福祉士として仕事を進める上でも大切になってきます。

合格基準の確認

60%前後の総得点かつ全問題群で得点があること

「高齢者分野は知識や経験もあるが、児童分野がさっぱりわからない」と仰る方のように、知らないうちに知識に偏りが出来て苦手分野を作ってしまうかもしれません。

そうなると、

「総合点で合格ラインは超えたのに、1つの科目が全問ミスで不合格になってしまった」となる可能性もあります。

(社会福祉士の合格基準についてはこちらの記事も参考にしてください)

傾向分析

オーソドックスですが、毎年出題されている問題がどのようなものかを分析することです。

難しいことでは無く、市販されている受験対策ワークブックなどに書かれていることが多いので、それをしっかりと確認して傾向に沿って偏りが無いように学習をします。

社会福祉士国家試験の勉強に用意すべきもの

個人的には、以下のものがあれば自習でも試験対策は充分行えると思います。

・無料対策動画

・社会福祉士テキスト

・ワークブック

・過去問 3〜5年分

・社会福祉小六法(必須では無い)

無料対策動画

ソ教連が配信している動画

ソ教連(正式名称;一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟)が毎年無料でWEB上に動画配信をしています。

私も活用しました。

各科目群ごとにまとめられています。

精神保健福祉士の専門科目も視聴できます。

ソ教連 受験対策WEB講座特設サイト

別売のテキストがあり、それに沿って講義が進められるという動画のスタイルなのですが、

テキストを購入していなくても理解できる構成になっています。

出題傾向が分析されていたり重要事項の要点が整理されている点が活用のメリットです。

時間は科目1つにつき約1時間程度。

時間が長く、講師の先生によって話し方等にも特徴があるので、科目によっては講師と相性が合わないなと感想を持つ人も居るかもしれません。

※毎年更新されます。第32回対策用の動画は2019年10月1日から配信。最新版が出れば更新します。

社会福祉士テキスト 

大学等の養成校に行かれている方は、学校で指定されている教科書が有ればそれで充分です。

不足するテキストを用意するという認識で良いと思います。

ちなみにわたしは金銭的な余裕がなかったので、中古の500円くらいのテキストを買いました。その場合、制度や法律は当然変わっているので、発行年に注意しながらワークブック等と照らし合わせながら確認しました。それが個人的には勉強になったのですが、リスクは自己責任です。

古本が見つけられない科目もありましたので、それらは図書館の本を使いました。

借り物なので時間的な制約が生まれるのですが、その制約が私には学習のタイムマネジメントに繋がりました。

タイムイズマネーで学習をしたい!と言う方はAmazonや書店でお買い求めください。

ワークブック

複数のワークブックを買い求める方もいます。そのことは止めませんが、「不安であれこれ手を出し過ぎて中途半端になり、さらに不安になる」という忠告が受験生にはよくされます。

これは確かにその通りかもしれません。

最初に決めたテキスト1つで乗り切るくらいの気持ちで良いと思います。

中央法規の回しものではありませんが、シンプルで詳しいのでワークブックも中央法規が個人的にはオススメです。出版元への安心感もあります。

※下記は第32回国家試験向けです。第33回向けは当記事執筆では未出版です。最新版が出れば更新します。

ちなみにAmazonプライムが会員の方は、書籍購入で5%〜還元があります。

過去問

過去3年分は社会福祉振興・試験センターのホームページからダウンロードできます。但し正答のみで解説がありません。解いた問題についての理解が深まるので解説は必要です。解説付きの過去問を用意しましょう。

※下記は第32回国家試験向けです。第33回向けは当記事執筆では未出版です。

↑ここでも中央法規かと思いきや、まずご紹介したのは成美堂出版!

中央法規はもちろん過去問も扱っているんですが、値段が高いんです。

介護福祉士を受験した時この出版社の過去問を用いましたが、試験の振り返りには必要十分な解説量でした。恐らく過去問を解く時には、多くの人が知識は割と持っているはずです。答え合わせが目的で有ればハイブランドの過去問で無くても良いかもしれません。

↑一応、中央法規の過去問もご紹介しておきます。

模擬試験の無料問題活用 2020 4/13追記

ソ教連が4/13より過去の模擬試験問題5年分を無料公開してくれています。解説も付いているので、自習にも適しています。

社会福祉小六法

福祉に関する法律がまとめられたコンパクトな法律集です。法律条文に慣れられますし、関連法も含めて情報量は抜群です。

ただ、短期的な試験として見れば、不要かもしれません。

試験対策の上で必要な知識はテキストとワークブックで身につきます。

どうせ勉強するなら丁寧に確認する教材が欲しいという方、プラスアルファで法律系の知識に強くなっておきたいという方には是非オススメです。

社会福祉士試験の勉強方法まとめ

傾向分析と試験対策を要領良く行うことで、合格に繋がる可能性はぐっと高まります。

ご覧頂きありがとうございました。

コメント

  1. […] 社会福祉士試験、対策の方法や参考書は?社会福祉士国家試験の試験対策や勉強の方法を紹介。参考書やテキストの紹介もします。collaborations.work2020.02.11 […]

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