社会福祉士のメリットって何?
恐らく一度は頭に浮かぶ問い
社会福祉士の資格は取る意味があるの?
社会福祉士の資格を取ろうか検討している方
あるいは既に資格を取っている方
多くの人が一度は疑問に思うことではないでしょうか?
資格が無くても仕事はできる
社会福祉士は名称独占資格であり、業務独占資格ではありません。つまり、社会福祉士を名乗るためには資格が必要ですが、資格を持っていないからといって業務ができないわけではありません。
高所得になれるという保証はありません。
これは勤務先や職務内容により違いが出ます。
資格手当や職能手当があるかどうか、どこまでの裁量や責任を求められているのか等。
メリットはある
金銭上のメリットというよりは、生活上のメリット
生活するうえでも金銭は重要ですが、絶対ではありません。
身体が資本とは言いますが、生活が成り立つうえでの金銭です。
生活で困らないための資格
今現在特に不自由していないので具体的にイメージできないという方もいるかもしれませんが、生活がままならないほどの困難というのは意外と多く存在します。
それが病気や事故で誰にでも起こる可能性があります。
そのように考えると困難に陥ったときに、なるべく影響を受けずにいたいです。
そこで頼もしい資格が社会福祉士です
人を助けるのも大切ですが、自分自身を助けられますか?
Twitterで上記のような投稿をしたところ、複数の方から共感の意見を頂きました。
社会福祉士は、対人援助職であると言われます。
しかし、援助の対象は決して他者だけではありません。
自分自身も援助の対象と考えても良いと私は思っています。
人を助ける技術は自分を助ける技術でもあります。
助ける技術があれば、困難に陥っても影響を最小限にして生きられるかもしれません。
まず社会福祉士として日々知識を得られているのがメリット
社会福祉士は困った時に頼れる人や制度と日々接している
日々気づかないうちにも知識を蓄積している
資格勉強や日々の業務をこなしていると意識しなくても制度や支援機関の知識が蓄積されています。
児童、障がい者、高齢者など支援の対象は様々で、同じ社会福祉士でも蓄積されている知識は異なります。当然ながら経験年数も知識量に関係します。
それでも一般の方と比較すると、それなりの知識を持っています。
制度は知らないと損をする場合がある
制度は申請が原則
制度は申請を原則とするものが多いため、「知っているかどうか」が重要になります。
知らないことが悲惨な結果につながることもあります。
人や制度と繋がることができずに、生活に困る人が居るのも残念ながら事実です。
中には制度は知っていたが頼ることが出来なかったというケースもありますが、知らないかったというケースもよくあります。
例えば、介護保険制度は40歳以上になると保険料の納付義務が生じるので存在は殆どの人が知っていると思います。
しかし介護保険を利用するためには申請が必要です。
地域包括支援センターや居宅介護支援事業所などに行けば詳しく教えてもらえますが、そこにたどり着けない場合もあります。
また、申請をしていてもサービスの利用は各事業者との契約になるので、
適切なサービスとつながることが出来なかったり、繋がれたとしても途中で利用が途絶えてしまったりすることもあります。
繋がれなかったことにより起こる悲劇
様々な理由により、適切な繋がりが作れずに虐待や自殺、家族心中を引き起こしてしまったというニュースはよく目にします。
見ず知らずの人であっても、事件や犯罪や自殺などの報道を目にするたびに、「何とかならなかったのか」という気持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他人事ではない、リスクに備えておく必要がある
子育てや介護は多くの人が経験することになります。
また、病気や事故は誰にでもリスクはあります。
誰にでも困りごとが起こる可能性があり、他人事ではありません。
リスクに備えておく必要があります。
少しでも知っているというのは社会福祉士有資格者の強み
社会福祉士の資格を持ち、資格を生かして仕事をしていれば知識はおのずと増えていきます。
知っていることは強みです
もっと言えば、仮に自分は知識をもっていなくても、
知っている人を知っていれば、たいていの場合何とかなります。
人生100年時代こそ社会福祉士のメリットは大きい
長い人生=誰でも困難になりえる
現在は人生100年時代とも言われます。
そんな時代の人達に与えられた人生の時間は必然的に長くなります。
多くの人にとって就労している時間は、していない時間より短くなるかもしれません。
あらゆる選択が可能になります。
でも、もしかすると突然病気や障害で若くして働けなくなるかもしれません。
あるいは健康であっても、家族関係や資産の面で何らかの挫折をするかもしれません。
膨大な時間を過ごさないといけないので、それらの困難に遭遇する可能性は誰にでもあります。
困難と上手に付き合いながら生きていく
困難に出会わないに越したことは無いかもしれませんが多くの人はそうはいきません。
しかし、困難に出会ったとしても生きていく術はあります。
制度などを活用することで困難とうまく付き合いながら生きていくことは可能です。
公的な制度がなくても、制度の欠陥や不足により困る人が出ないように支援をしている専門家や支援団体もあります。
それらの存在は社会福祉士の資格勉強で必ず学習します。
社会福祉士は0~100歳まで、全ての年代を支援する基礎をもっている
社会福祉士は所属する組織により、対象とする人の層は異なりますが、あらゆる人生ステージの方と関わる専門職です。
福祉は当然ながら、行政や司法、医療など生活に関するあらゆる知識に触れる機会があります。
そして、他職種と一緒に仕事をしているので、各分野の専門家と接する機会があります。
他職種と連携・協働する社会福祉士だからこそ、幅広い領域の人や物を知っています。
それは社会福祉士として働く個人にとって、長い人生の中で役に立つものになるはずです。
いつか自分を助けると考えれば社会福祉士はお得である
社会福祉士になるために時間的・金銭的なコストは必要ですが、それに見合ったものは必ず得られます
「”困ったら誰と何に頼ったら良いか?“を知っていること」もし自分自身がピンチの時、これは最大の武器と防具になります。
保険よりもお得かもしれません。
迷っているなら受けるべき
社会福祉士として得られる収入は、決して高額ではないかもしれません。
社会福祉士の資格は収入を保証してくれるものではないので、常に知識の研鑽など資格取得してからの努力が必要です。それは現場での実践や研修参加などが必要です。
しかし、資格を取得するための学習や、資格取得後の研鑽によって得られた知識は必ず自分を助けるものになります。
困難は誰にでも起こるものです。自分を助けてくれる人や物は一つでも多く知っておくべきです。
資格を取ろうか迷っている皆さん、ぜひチャレンジしてみてください。
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